2022年12月1日
天地悠久、クリスマス来たる 羽仁もと子の言葉 12月
クリスマスが近づいてきました。
救い主の来たることは、野宿してその群れを養っている羊牧者に示されました。
彼らはその場からすぐ往って馬槽(まぶね)のなかに臥し給うみどり児を見ました。
(中略)天に恵まれ神に愛される人の態度は今も昔も同じことです。現在の食糧難
に対する日本人すべての態度、大いなる時代の推移の中にあるわれわれの態度を
改めて反省しよう。天地(あめつち)は悠久である。根本的な悔い改めと、それに
よって与えられる思いの謙遜な実行は、この国に救い主を来たらせる最も純粋な
力となろう。 羽仁もと子著作集「友への手紙」より