木でも草でも、毎日どのくらい伸びてゆくかは見分けられませんけれど、
日々休みなく成長してゆくからこそ、大きく育つことができるのです。
私どもも目立つ成長はできなくても、たゆみなく進んでゆきたい、
新しくなりたいと思います。しかもそれは二人の責任なのですから、
いつもお互いのことを考えて、助け合いをおろそかにしてはならないのです。
羽仁もと子著作集『友への手紙』「新婚の友と語る」より